【バーモントクラブ】華やかな時代☆バブル直前 その①

ホテルを退職した後、先輩の紹介で勤め始めたのが『バーモントクラブ』

クラブと言っても当時流行し始めていた、1杯500円でカクテルなどが全て飲める「ワンショットバー」で、まわりにも同様のスタイルの店舗がどんどん出来ていた。

静岡の両替町や七間町界隈で有名だったのが「BOZ」「スリーネイジョンズ」「バルビゾン」などなど。

その中でも『バーモントクラブ』は特に特出したお洒落な存在で、当時町の最先端を行く若者たちの華やかな社交場的な存在だった。

写真提供toshi

内観はコンクリート打ちっぱなしでフロアーも白黒のピータイル。
店内は薄暗く、テーブルなどはステンレスで無機質なもの。
調度品も派手な配色のものは無くあくまでもお洒落なデザインのものしかなかった。

写真提供toshi

オーナーは静岡の曲金という場所で「バーモント」というカフェを経営していて、当時街の有名人の1人でもあった「梅さん」。
面白くおしゃれで色んな事にセンスのある人だった。

音楽が好きなひとで店内に小さなDJブースが有り、梅さん所有のレコードがびっしりと保管してあった。

梅さん自身はブルースやロックが好きだったけど、打ちっぱなしの店にピッタリ来たのは当時お洒落な洋楽として流行っていた、乾いた感じでジャジーなドナルドフェイゲン「I.G.Y」などでしたね。
これを掛けておけば間違いないという雰囲気でした。

客層も様々だけどお洒落な雰囲気の人が多かった。

カラス族と言われたギャルソンを着飾ったマヌカン風の人たち
服装でも髪型でも何でも最先端を走ってた美容師たち
見た目も遊びも派手目でイケイケなデパガたち

他にもサーファーたちやチョイ悪風のお金持ちたちも来て賑わいました。

僕もそんな華やかな時代の静岡七間町の「バーモントクラブ」で青春時代の一時期を過ごす事となりました。

続きます。

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