忙がしくも楽しかった『カフェコルボ』時代①

七間町のワンショットバー「バーモントクラブ」に勤めている時に、ホテルの先輩のY.Iさんが喫茶「バーモント」から独立してカフェをやることになった。

最初は「バーモントクラブ」もあるし手伝う予定では無かったのですが、先輩が予定していたスタッフに断られオープンも控え困っている様子だったので、ついつい「手伝うよ」と言ったばかりに、2足のわらじ(古!)を履くことになってしまった。

オープニングスタッフとして勤める事になった僕は、午前の11時から先輩の店で働き、夕方から「バーモントクラブ」で深夜2時ごろまで仕事するという日々が始まる事になった。

その先輩の店が静岡の曲金にある「カフェコルボ」という店です。

コルボとはフランス語でカラスという意味で、店舗の外観が黒くて窓の作りなんかも変わっていて、センスの溢れる作りになっていた。

その先輩は同じ「静岡グランドホテル中島屋」で勤務した後、東京西麻布の今は無き「勝沼亭」というフレンチで修行してきたスペシャリスト。

それを静岡のカフェ向きにアレンジしたメニューや、仲間のレストランを参考にしたメニューをいろいろ提供していた。

作るメニューはどれも美味しく、大雑把な性格とは違い料理にはきめ細やかだった(笑)

そんな2足のわらじ状態の僕はどちらも同じような業種だし、顧客もダブったりしていて仕事自体はスムーズに出来たのだが、勤務時間的に少々大変になってきた。

しかも、この頃3人ほどの仲間とアパートをシェアして住んでいたので、しょっちゅう徹夜麻雀をやり、その仲間と早朝野球にも参加していたので、楽しかったけど自ら忙しくしてしまっていた。。

当時アイスコーヒーを大きな布のネルの道具でドリップで落としていたんだけど、作業の途中に一瞬立ちながら寝ていたことがあった。
自分でもびっくりした!!

そんな中、オーナーの先輩が体調を崩ししばらく休むことになり、しかも時間的にもちょっとキツイのでバーモントクラブのオーナー「梅さん」に相談したら、「コルボに専念していいよ」と言ってくれたので、しばらくしてから「バーモントクラブ」は辞め「カフェコルボ」で昼も夜も仕事するようになりました。

続きます。。

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