★★★☆☆

いわゆるキューバ危機時にスパイとしてCIAやMI6に雇われた普通のセールスマンの話し。
最初は戸惑いながらも有能なビジネスマンの持つそつない振る舞いで危険な任務もこなしていく。
ロシア側にも核戦争の危機を回避しようとする内部関係者が居て、こちらは最初から命をかけて内部情報を西側に渡す。
KGBにばれてからの急展開がスリリングに進み、主役のベネディクト・カンバーバッチの鬼気迫る演技と体重変化に、見る側に与える恐怖感がエンディングをどんな形にするのか不安にさせるほどだった。
このストーリー、実話に基づいているという事は、彼らが世界の当時もっとも強国であったアメリカとロシアのもしかしたらの第三次大戦の危機を回避させた事になる。
すごい二人だし、特にロシア側のペンコフスキーという人物が漢の中の漢という事になる。
もちろんスパイ映画といっても007のような派手なアクションシーンはなく、ロシアの中ですすむ重厚な雰囲気は見る側を引き込むちからが有ります。
映画のストーリー構成と主役の二人の男の友情がいいですね。
見る価値のある作品だと思います。

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