★★★★☆

日本と韓国では同じような内容の映画を作ったとしても何故こうも違うのだろう。
内容は単純だし「カイジ」や「リアル鬼ごっこ」などと同じデスゲームを描くのだけど、日本は学芸会(すみません、、)になってしまうし、韓国映画はリアルに描きドラマに引き込まれていく。
出演者の演技?脚本の内容?製作予算の金額の違い?
悔しいけど国内消費を目指す日本映画と海外商圏を視野に入れている韓国映画の違いが明らかで、実際にアメリカや世界では、この映画が話題になっているようです。

話の内容は巨額の賞金を456人で奪い合うのですが、その事が生死を分けるゲームだと分かるのが最初のゲームの「だるまさんがころんだ」。
そうなんです、僕たちも子供の頃遊んだこのゲーム、、というか遊び。
韓国に同様の遊びがあった事にも驚きつつ、プレーヤー達が戸惑いながらもゲームはどんどん始まり、知っての通り鬼の「だるまさんがころんだ」の掛け声の間前進して行くのです。
・・が、鬼が振り返った瞬間に体の静止に失敗した時に、なんと狙撃され射殺されてしまうのです。
それもデジタル的に瞬時に判断され正確に失敗した人だけ射殺されます。
ここでみんな事の重大さや異常さに気づき驚き、パニックになりその場で止まっていないで逃げ惑う人たちは容赦なく射殺されてしまいます。

その後のゲームも型抜きや綱引きなど分かりやすい遊びの範疇の物ばかりです。
ただ、負けたプレーヤーは容赦なく頭などを撃ち抜かれたり高い場所から落下したりと、血も大量だし結構残酷でグロいです。
だけど、ここからどんどん物語に引き込まれ、登場する人物像や背景も描き、プレーヤー同士の軋轢や戦いもあり、裏切りや憎しみにコミカルな部分もあり、潜入した警察官も登場して、どんどん複雑になり面白くなっていきます。
登場人物の中にイケメンもいないし、可愛い子もいない。
ただの演技の上手いおじさん・おばさん満載だけど映画は面白く作れるのです。
僕は二日間で一気見してしまいました。

僕は政治的に好きになれない韓国でも良いものはリスペクトします。
だけどやっぱり日本にも期待してしまいます。
ちょっと話は違うけど昔の洋画の「CUBE」が日本映画でリメイクされるけど、やっぱりイケメンだらけ。
日本ではジャニーズやアイドルを必ず使うけど、若い子たちが見る様な恋愛映画以外は演技の上手いリアルに見える出演者を使って欲しい。(こんな事言うときっと娘に怒られるけど・・)
頑張れ、日本!

コメント